こんにちは、うぞぞです。
初めての方は、こちらのプロフィールに目を通して頂ければと思います。
このブログは、ゲーム制作の話を中心に主観的偏見で色々と語っていくメモ的なブログになります。
今回は前回に引き続き、テーマはチュートリアルについてです。
あなたにとって分かりやすいチュートリアルってありますか?
今まで遊んだゲームで、一番分かり易かったチュートリアルは何ですか?
逆に、一番分かり辛かったチュートリアルは何ですか?
物作りに限りませんが、
自分で分からないものは他人が見たらもっと分からないものです。
事前情報がある自分ですら分からないのに、
事前情報が無い他人が分かる筈無いですからね。
分かり易かったチュートリアルの真似をする。
分かり辛かったチュートリアルを反面教師とする。
これも、分かり易いチュートリアルを作る方法の一つです。
ですが、一番適切な方法というのは、ゲームによってまちまちです。
他のゲームを真似たとして、それが正しいのかは分かりません。
勿論、このページの情報も適切な方法を伝授できるとは限りませんが、
適切な方法を見つける一助となれば幸いです。
チュートリアルの種類
チュートリアルにはいくつか種類があります。
「体験型」「1画面型」「文章型」に分けて説明します。
体験型
プレイヤーに実際に操作してもらいながら説明を行う
例:「たたかうを押してください」と表示した後、実際に操作を促す
メリット:感覚的な操作を覚えやすい
デメリット:その操作がどういう意味なのかが分かり辛い
1画面型
1画面、もしくは1画像で説明を行う(いわゆるTipsなど)
例:1ページで「たたかう」を推したらどうなるかを説明する
メリット:情報量が少ないので必要な情報を伝えやすい
デメリット:細かい情報や不必要な情報が伝えづらい
文章型
主に文章で説明を行う。たまに挿絵も入れる。
例:「たたかう」について文字で説明
メリット:詳細な説明をしやすい
デメリット:情報の優先度が分かり辛い
効果的なチュートリアル
さて「体験型」「1画面型」「文章型」とチュートリアルの種類を説明しました。
どれを使うのが正しいのでしょうか。
あなたに合ったチュートリアル、見つかりましたか?
それとも、それぞれを効果的に使い分ける事が良い事でしょうか?
半分正解ですが、どれも間違いです。
正解は、チュートリアル後のアフターケアをきちんとするです。
…え?
チュートリアルの種類、全然関係ないじゃん!
…そうですね。
チュートリアル自体は何でも良いのです。
だって、チュートリアルでは伝わらないですから。
前回言った通り、まずプレイヤーはチュートリアルを読みません。
読んだとしても、きちんと理解できていません。
そのため、チュートリアルではある程度伝わっていればよいのです。
そう割り切ってしまいましょう。
チュートリアル自体の分かりやすさは大事ですが、
分かりやすさが「体験型」「1画面型」「文章型」で大きく変わる事はありません。
それぞれのメリット・デメリットは記載した通りですので、
好みや分かりやすさで選んで問題無いでしょう。
大事なのは、チュートリアルが終わった後のアフターケアです。
アフターケアとは具体的にどうすれば良いでしょうか。
ここで登場するのが「ヘルプ」です。
最近のゲームではほぼ必須となっていますが、
ゲーム内の説明書とでもいうべき「ヘルプ」です。
「ヘルプ」を、必ず入れます。
入れる場所も大事です。
大事なアイテム、システム設定内やライブラリ内に、などがよくある手法です。
そんなの、もちろん入れるよ!
そうですね、入れる事は必要です。
ですが、よく考えて下さい。
そんな所まで行って、見ますか?
システム設定に行って、ヘルプを開いて、バトルについての項目を開いて、
攻撃方法についてを開いて、たたかうについてを開いて…
開いた先には少しの挿絵と凄い文字の数。
読む気失せますね。
「たたかう」を押したらどうなるか知りたいだけなのに…。
そこで活躍するのが、一行ほどで分かる「簡易ヘルプ」です。
「?」ボタンを押したら「たたかうを押すと攻撃します」みたいな簡単な文章が出るヤツです。
PCで言う「オンマウス」みたいなヤツですね。
最低限の情報が、これで分かるようになります。
簡易ヘルプを入れるオススメの方法
・各画面、又は分かり辛い画面や機能に必ず入れる
・各画面の固定位置、又は同一アイコンで入れる
この簡易ヘルプがある事で、
チュートリアルを見ない人でもゲームシステムが分かるようになり、
チュートリアルを見た人はより深くゲームシステムが分かるようになります。
まとめ
「チュートリアルはアフターケアが大事」
ご感想・ご要望等ありましたら、お気軽にどうぞ!