こんにちは、うぞぞです。
初めての方はこちら。
今回のテーマは、ペルソナ(ターゲット層)についてです。
ゲームを作り始める時、まず何を基準にしますか?
作りたいゲームかどうかですか?
それとも、最近流行っているかどうかでしょうか。
個人の趣味で作る分には何でも良いです。
だって趣味ですから。
モチベーションが一番持続する方法が良いです。
しかし、「売ろう」「バズらせよう」となると話が少し変わります。
ユーザーの目に止まるか、実際に遊んでくれるか、などなど…。
そういう話になった時に「ペルソナ」や「ターゲット層」という言葉が出てきます。
必ず出てきます。
切っても切り離せないものです。
そんな「ペルソナ」「ターゲット層」についてです。
ペルソナ(ターゲット層)とは?
まず、ペルソナとターゲット層に関しての説明です。
ペルソナとは仮製品やサービスのユーザー像を仮想の人物として定義したものをいう。
引用:コトバンク
標的。まと。また、販売などの対象。
引用:コトバンク
マーケティング系の用語ですね。
専門のサイトとかで見ると事例とかも含めて詳しく説明してくれます。
ゲーム開発において、
ペルソナとターゲット層はどういうものかを一言でまとめます。
一番遊んでくれる人です。
例えば、乙女ゲーだったら女性向け。
格闘ゲームだったら20代前後の人、とかになります。
ペルソナとターゲット層についての違いですが、
ペルソナは個人を表します。
ターゲット層は集団を表します。
ざっくりですが、大まかには集団か個人かの違いです。
具体例を上げてみますね。
ペルソナ:
・20才の大学2年生A子さん。
・彼氏無し、週2日居酒屋でバイトをしている。
・趣味は友達とカフェ巡りをする事。
・昔から少女漫画が好きで、今も愛読している。
・ゲームはスマホゲームしかしない。
・遊ぶゲームは乙女ゲームが中心で、朝起きた時と深夜寝る前に遊んでいる。
ターゲット層:
・20代前半女性
・乙女ゲーム好き
ペルソナって必要?
で、ペルソナやターゲット層ってゲーム開発で必要なのか?という話ですが。
ぶっちゃけ、いらないと思うんですよね…。
というのも、理由がありまして。
理由の1つは、ペルソナとゲーム開発者の思考の解離です。
分かりやすく言うと「40代男性が10代女性向けのゲームを作れるのか?」という話です。
普通に考えて、作れないですよね。
(心が10代女性なら作れると思いますが)
なぜ作れないかというと、趣味趣向が違いすぎるからです。
10代女性の「面白い」が感覚として分からないのです。
「これは面白いだろう」と思っても、頭の中の10代女性が面白いだけなのです。
現実の10代女性が本当に面白いかというとまた別の話なのです。
仮に、頑張って勉強したり調べたりして作ったとしても、
どうしてもゲームの端々に「これ面白いの?」みたいなオーラが見え隠れします。
ユーザーはそういうオーラにはすぐ気付きます。
苦心してそんなもの作るより、大人しく
「40代男性が40代男性向けのゲームを作る」方が難易度は下がります。
ある程度自分が面白いと思ったゲームを作れば良いのですから。
ここが、ペルソナがいらないと思うもう一つの理由です。
「40代男性が40代男性向けのゲームを作る」
…。
現実にペルソナが、いるじゃん。
わざわざ仮想の人間を作る必要無いじゃん。
そう。
ペルソナを仮想ではなく現実に1人用意した方が手っ取り早いのです。
ペルソナを用意するメリットはいくつかあります。
現実に存在する人間なので、感想を色々聞けます。
ペルソナに必要な細かい設定を一々する必要がありません。
ペルソナを用意する場合、開発メンバーである必要はありません。
子供、友人、知人…誰でも良いのです。
1点、いつでも話を聞ける人という条件はあります。
理由は、このペルソナの人にゲームができたら確認してもらう→感想を貰う、を繰り返すためです。
ペルソナを用意する時、注意点があります。
まず、人選を誤ると悲惨な事になります。
当たり前ですが、ゲームの方向性と違う人を用意すると
ゲーム自体が破綻してしまう可能性があります。
もう1つの注意点としては、人であること。
ペルソナの人に感想を聞いた時に遠慮されては意味がありません。
険悪になるのを恐れて嘘の感想を聞いても意味無いのです。
その辺りをしっかりと説明してから協力してもらう事が必要です。
まとめ
「ペルソナを仮想ではなく現実に1人用意しよう」
ご感想・ご要望等ありましたら、お気軽にどうぞ!