ゲーム開発メモ:ストーリー2 ~作る前の取っ掛かり~

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こんにちは、うぞぞです。

初めての方はこちら

 

前回に引き続き、今回もテーマはストーリーです。




 

ストーリーを作る時、

「ストーリーを作る前にプロットを作ろう!」

と書かれている事が多いです。

 

ですが、ちょっと待ってください。

 

プロット、すぐ作れますか?

 

プロットの筆が進まない。

筆が進まないのでモチベーションが下がってしまった。

結局、作らないで終わってしまった。

 

作れないプロットを無理に作ろうとすると、

こういった結果になってしまいます。

 

これでは本末転倒です。

折角最初に「物を作ろう」というモチベーションがあったのに、勿体ないです。

 

なので、声を大にして言いたいのです。

 

プロットからじゃなくても、ストーリーは作れる!




 

プロットから書き始める

とはいえ、プロットから作り始めるのが王道です。

プロットを使わないとしても、

プロットから作るとはどういう事なのかを先に分かっておきましょう。

 

まず、プロットとは何か。

 

プロットというのはストーリーの要約、つまりスケジュール帳のようなものです。

 

ストーリーに起こる事をスケジュールにまとめる、

と考えておけば差支え無いです。

 

プロットから作るのに適している状態

・世界観が定まっている
・キャラクターが定まっている
・エンディングが定まっている
・ストーリーは定まっていない

 

イメージとしては、

箱庭を先に作り、その中の動きを物語とする」です。

 

週刊連載のマンガに近い感じですね。

 

プロットから作る場合の作業の流れ

大事件を箇条書きで書きだす(プロローグ、ターニングポイント、エンディングなど)

小事件を箇条書きで書きだす(大事件と大事件の間に挟まる話)

大事件と小事件の各種あらすじを書く

あらすじに沿ってストーリーを書く

 

プロットの詳しい内容については、次回行う予定なので省略します。




 

書きたい所から書き始める。

では本題のプロット以外から書き始める方法です。

 

方法はシンプルです。

書きたいところから書くです。

 

書きたいのにプロットが作れない状態というのは、

書きたい部分は明確だけどそれ以外は全然決まっていない状態なのです。

 

当然、決まっていない場所を書きだそうとしても書けません。

 

なら、決まってる場所から書いてしまおう!

そういった書き方です。

 

書きたい所から書き始めるのに適している状態

・書きたいキャラクターが定まっている
・書きたいシーンが定まっている
・書きたい場所以外は定まっていない

 

イメージとしては

PVを先に作って、それ以外の物語は後で考える」です。

 

とにかく書きたいものは決まっているけれど、

それ以外が全く決まっていない状態です。

 

書きたい所から書き始める場合の作業の流れ

書きたい部分を全部書く(時系列関係なくとにかく書く)

書いたものを時系列順に並べる

時系列をもとにプロットを作る

書いていない部分を埋めていく

 

書く順番が違うだけで、終着点はあまり変わりません。

 

この方法でも途中でプロットを作ります。

これは全容把握したり矛盾を減らしたり、伏線を作りやすくするためです。

 

そういうのが気にならなかったり、

短編など全容が把握しやすいのであれば、必ずしもプロットは無くても良いです。

 

モチベーションを維持するにはどういった方法が最良かを考えて、

ストーリーを書いていきましょう。

 

まとめ

プロットからじゃなくても、ストーリーは作れる

 




ご感想・ご要望等ありましたら、お気軽にどうぞ!